”MotoDXプラグ”
スパークプラグといえば、先日NGKさんが新しいスパークプラグ”MotoDXプラグ”の説明にお店に来られました。
(左から)ノーマル、イリジウムIX、MotoDXと比べてみましょう。
中心電極。
中心電極には”ルテニウム配合イリジウム合金”!
(ルテニウムって初めて聞く・・・何?(^-^;)
外側電極はイリジウムIXよりさらにシャープになり、
形状も”D-shape”という混合器の流れを極力妨げない形状に変更されています。
イリジウムIXよりさらに細くもなってるので、
火炎核の成長も妨げにくくなってますよね。
あと、ここが”肝”らしいんですが、
”サーモクリアランス”がさらに拡大されてて、火花リークを防ぎ着火性を常に保ってくれるそうです!
(↑ MotoDX)
イリジウムIXにも”サーモエッジ”といってクリアランスありますが、
(↑ イリジウムIX)
MotoDXの方は見た目にもかなり深いのがわかります。
ノーマルに至ってはそんなものすらないので、
ここにカーボン蓄積したりすると絶縁体に付着したカーボン伝って火花が飛んじゃい性能低下を招くことも・・・)
いいプラグに交換したからといって劇的に何か体感できるというわけではないですが、
なんといっても”二輪専用設計”!
高温・高圧・高回転下でちゃんとした高電圧(数万ボルト)を安定して長期にわたり保ってくれる頼もしいアイテムです(^-^)
ちなみに、まだCタイプの一部とLMARの一部しかラインナップないので、
”Dタイプ”セローにはまだ組み込めません・・・
早くラインナップの充実を希望します!!
(VOX用のはあったので早速注文しましたよ(^-^)
コメント
イリジウムもルテニウムも、プラチナの精錬途中に出てくる白金属元素の仲間です。
どちらも堅くて耐摩耗性に優れた金属ですね。
ここからは邪推...
イリジウムが高騰するリスクを考え、同じような特性を持つルテニウムの含有量を増やしてきたんじゃ無かろうかと。それに伴う電極の成形技術も向上したことで実現できたと。
さすがたらさん!
お詳しいですね(^-^)
早いとこセロー用も出してほしいです!