整備士たむちゃんのブログ

林道ツーリングとサイクリングと植物と登山の記録です。

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流れ。

先日のボランティア参加の流れ。
初めての参加で他のところはどうだかわかりませんし、
同じところでも日が変われば段取りも違うでしょうが、俺が行ったところの7月18日の時の流れです。
(長くなります、すみません)

まずは、前日に福山市の社会福祉協議会に行って”ボランティア活動保険”に入りました。
(どの県で入ってもいいみたいですね)
RIMG5157.JPG
基本Aタイプ(350円)に入りました。
印鑑も身分を証明するものもいらず、名前と住所と電話番号だけでOKでした。
あとお金。
10分もかからず手続き終わりました。
年度単位の保険らしく、H30年4月1日午前0時~H31年3月31日午後12時までの保険期間です。
途中から加入しても、終わりの日は一緒です。
本来は加入した翌日からの適用らしいですが、今回は”大規模災害特例”で申込みした時から有効だそうです。

当日は、山陽道で玉島ICまで行き、
インター下りてすぐの中国職業能力開発大学校に作られた”倉敷市災害ボランティアセンター”へ8:30に到着。

受付前にまずはガムテにカタカナで名字を書き、ワッペンにはカタカナでフルネームを書いて、
左腕にガムテを貼ります。
RIMG5154.JPG
(↑のフルネーム書いた方のワッペンはガムテがはがれた時の予備で持っとくよう言われた)
自分のスコップ持ってきてる人はスコップにも名前のガムテ貼ってたな。

で、9時頃から体育館で看護士さんや運営スタッフさんより熱中症対策や作業についての説明。
そして今回の災害で亡くなられた方への黙とう・・・
その後受付(初回参加の人は左で、2回目以降の人は右の列だった)で名前等を記入し保険加入の有無や体調や持病の有無の確認をされます。

その後、熱中症対策の飴やタブレットをもらって避難所設営のボランティアやバスで現場へ行く人に分かれます。
俺はバスに乗って現地へ。

現地に着くと出先の本部みたいなところがあって、
そこで、5人一組のチームを作るよう言われリーダーを決めます。
リーダーが決まったらボランティア希望の方とのマッチングを待機所で待ちます。
今回組んだチーム(大阪、鳥取、広島)には消防団の方もおられ、リーダーもベテランの方にお願いし、
初めて参加の俺には心強いチームでした!

マッチングもうまくいき、スマホに行先を入れて自分達で現地に行くんですが、
今回は本部から近くのお宅だったので、迎えに来ていただきました。
歩いて行ける距離。

早速お家の方からどのようなことをするのか説明していただき、
動かせなかった大きなものや木材を運んだり、、土砂を土嚢袋に入れて運んだり、
壁や天井をはがしたり(2階まで浸水)などの片付けをお手伝いさせていただきました。
作業を20分くらいしたら1回休憩を取るよう言われてたので、
みんなで声をかけあいながら休憩をちょくちょく入れつつ無理のないよう作業しました。

日なたは40℃にせまる勢いで、外で台車(一輪車)で運ぶ人と中で土嚢につめたりする人とを交代しながらの作業。
お昼はチームのみんなとお家の方たちと一緒に輪になって食べました。
大変な状況なのに、お家の方には俺らのためにお茶や冷たいフルーツなどを出していただき、
涙が出そうになりました。
(俺が泣いてる場合ではない・・・)
以前は登山をされてたそうで、お昼を食べながらお家の方たちと登山の話もできました(^-^)

午後からは暑さに慣れてきたのか昼前より動けた(ような気がする)。
大きいスコップ持って行きましたが、
小さいスコップもあると便利です。
こちらの家にはまた再建してお住まいになられるので、
先のとんがった俺の大きなスコップでキズつけたら大変なので、
隅の方の土砂は小さいスコップ借りて丁寧に取り除きました。
心配だった道路を走る車が舞い上げる土埃は、俺らが担当した地区(ディオ真備店周辺)のあたりは一日中散水車が走り回っててくれるおかげで、そんなに気にはなりませんでした。

本部から『14時までには帰ってくるように』と言われてたので、
10時過ぎくらいから作業開始だったのであまり作業は進まなかったと思うんですが、
お家の方には『助かった』『ありがとう』と言葉をかけていただき、
もうちょっとがんばりたいと思いましたが、送迎バスの時間もあるのでお宅を後にしました。

本部に戻って、リーダーが帰着の報告。
その後長靴の泥をある程度落とし、手の消毒も。
本部のスタッフさんから、乾いた清潔なタオルや飲み物、袋に入った氷をいただき迎えのバスが来るまで一息つきます。

バスに乗り渋滞の中ボランティアセンターまで帰ると、
今度は高圧洗浄機で長靴の裏まで泥を落とし、さらに水槽に入ってブラシで念入りに長靴を洗います。
その後は消毒液の入ったプールに長靴のまま入り消毒。
その後また手を洗って消毒液を手にかけてもらいます。
流れてきた土砂には細菌やウィルスがいるそうで、
徹底した消毒がなされていました。
運営スタッフさん達も大変なのに、みなさん帰ってきた俺たちに笑顔で労いの言葉をたくさんかけてくれます。
疲れも飛びます!

セロー止めた駐車場に戻ってきたのは15時過ぎくらいでした。

初めてのことだったので、無駄な物持って行ってたし、
持ってきてた方がよかったっていうものもあった。
特に飲み物は2リットル以上は必要とあったので3リットル以上(内0.5リットルは怪我した時に洗い流す用と飲むの兼用の水道水)持って行きましたが、
全然足りなかった!!
飲み物もらえる本部が近くてマジで助かった!
(チームの方がわざわざ本部まで取りに行ってくれて、ほんとありがとうございました!)
俺は今時期なら5リットルはいるなと思いました!
まわりを見ると、クーラーボックス持ってきてる方たちが多かったです。

今回、”台車(一輪車)”のすごさをあらためて感じました!
台車があるのと無いとじゃ、作業の効率が雲泥の差です!!

息の長い支援が大事だそうで、俺も自分のできる範囲でムリは禁物で頑張りたいと思います。

長々と書いて申し訳ありませんでした。
今回ボランティアに初めて参加するのに、どうしたらいいのか? 現地では何をすればいいのか? 段取りは?
調べてもよくわからず不安をかかえたままひとり行ったので、
これから初めて参加される方の参考に少しでもなればと書きました。

●今回の服装は、
登山用ヘルメット、オフロードヘルメット用ゴーグル、
いつも仕事で着てるヤマハの長そで作業つなぎ、ごっついゴム手袋、
速乾Tシャツ、クールアームカバー、立体マスク、
安全長靴(鉄板入りソールの方がいいそう)、登山用ソックス

●道具は、
大きいスコップ、折り畳みのこぎり、ヘッドライト、
登山用10徳ツール、温度計、スマホ、腕時計、登山用ホイッスル、
タオル1本、ポケットティッシュ3つ、汗拭きシート

●ファーストエイドキットは、
マキロン、絆創膏、痛み止め、目薬、日焼け止め、除菌シート

●食べ物&飲み物は、
カロリーメイト3箱、ミックスナッツいっぱい、塩タブレットいっぱい、おにぎりせんべい1袋
スポーツドリンク1.6リットル、麦茶(氷)0.6リットル、レモン系ジュース(氷)0.5リットル、水0.5リットル

登山用リュックで行きましたが、
ウェストバッグも持って行っててとても便利でした。

コメント

  • 詳しい情報ありがとうございます。
    鳥インフルエンザの時と同じように、土を外へ持ち出さないというのは大切なんですね。

  • たらさん、こんにちは!

    長文失礼しました。
    熱中症と消毒のことはほんと気をつけるよう言われました!
    ちょっとした怪我からも感染症がこわいそうですね。

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