頼ってください。
今日は、真備町の箭田地区へボランティアに入らさせていただきました。
二階まで浸かったご高齢のご夫婦のお宅の掃除に、
女性一人男性四人の五人チームと電気工事専門の方一人で入らさせていただきました。
こちらはすでに壁や天井が剥がされており、
今日はリフォームの前にやっておかなくてはいけない柱や梁、
骨組みの板などにこびりついた乾いた泥の除去を行いました。
スクレーパーで削ぎ落とし、水ぶきをするという作業。
室内なので埃もまいとても地道な作業ですが、
この作業の出来映え次第で後々の影響が違ってくるとあって、
みんな一生懸命がんばっておられました。
涼しくなってきたとはいえ汗だくで、まだ熱中症には気をつけないといけません。
家一軒この作業をするにはまだまだ人手がいります。
今日は二階しかできませんでしたが、
ボランティア継続希望の報告をボランティアセンターの方に報告を上げておきました。
俺らが二階で作業中こちらのお宅のご夫婦は一階で黙々と作業されてました。
が、やはりご高齢のお二人には釘1本抜くだけでも大変な作業・・・
今はみなし仮設にお住まいで、早くこの家に帰りたいとおっしゃってましたが、
あまり無理はせずボランティアを頼ってほしいとチームの女性のかたがおっしゃってました。
゛頼ってください!゛
そのためのボランティアです。
休憩のとき、おとうさんからいろいろお話をお聞きしました。
被災当時、ご近所のご夫婦はこれでもう終わりだと2人手取り合って覚悟をしたそうです・・・後に救助が間にあって助かったそうです。
他にもお母さんだけは水に浸からないよう2階の一番上にある押入れに入れてあげて、
自分は首まで水に浸かりながらお母さんを見守りつつ救助を待ったご近所のご家族のお話とか・・・
つらかったことを思い出させてしまって申し訳なかったですが、
お話を聞かせていただけたのはとても貴重な体験でした。