リヤホイールのハブのベアリングの調整のご依頼。

作業しやすいよう、まずは特殊工具を使ってリヤカセットをはずします。

こんな感じに工具を使います。

コンポの種類やメーカーによって使う工具は変わってきます。

ごっそりはずれ、作業しやすくなります。

ベアリングをバラしてみると、
コーンやレース、ボールに傷や錆はいっさい見られません。



グレードの問題なんでしょうが、
ある程度の”コリコリ”感はいたしかたないのかも・・・

掃除して自転車用万能グリスを塗って組み直します。

が、ここからがむずかしい！
ここの調整ってほんとシビアだから、何回も組んではまた調整し直しを繰り返します。
コリコリ感がないように組めばガタがでるし、
ガタがないように組めばコリコリ感はでるし・・・

経験上（グレードの高いハブは知りませんが）、
ここのベアリングを組む時はかすかに（ほんとかすかに）指先にガタを感じるかな？ってくらいの締め付けにしておいて、
自転車本体に組みこんでレリーズを締めこむとガタもなくなりちょうどいいような気がします。

（今回、ホイール単体での持込みなので確認できませんが）
どうしても少しコリコリ感は残りますが、どっかで妥協点を見つけないと・・・
自転車の整備は誰にも教わったことないので試行錯誤です。
グレードが高いのはこの”コリコリ感”はまったくないのかな？
今回の調整＆グリスアップで少しスムーズ感は増したと思います（＾－＾）

ちなみに、ハブの調整には薄っぺらいスパナが必要です。

自転車の整備ってほんと特殊工具ばっかり。